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アトピーのステロイド軟膏の正しい使い方を知りたいです

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2025.09.16

アトピー性皮膚炎でステロイド軟膏を使うときの正しい方法について不安をお持ちの方も多いでしょう。適切な使用方法を知ることで、効果を最大限に発揮しながら副作用を最小限に抑えることができます。この記事では、医学的に推奨される正しいステロイド軟膏の使用方法について詳しく解説していきます。

ステロイド軟膏の正しい使用方法

アトピー性皮膚炎のステロイド軟膏は

適量を薄く塗り、段階的に量と頻度を調整

することが基本原則です。日本皮膚科学会のガイドラインでは、症状に応じて1日1~2回の使用が推奨されており、改善に伴い使用頻度を減らしていきます。医師の指示に従い、指先単位(FTU)で適切な量を測定して使用することが大切です。

ステロイド軟膏の強さの分類と選び方

日本では、ステロイド外用薬の強さが5段階に分類されています。症状の程度と部位に応じて適切な強さを選択することが重要です。

ランク強さ主な成分例適用部位
1最強クロベタゾール体幹、四肢
2非常に強いベタメタゾン体幹、四肢
3強いプレドニゾロン体幹、四肢、首
4中程度ヒドロコルチゾン顔、首、わき
5弱いデキサメタゾン顔、まぶた

顔や陰部など皮膚の薄い部位には弱めのステロイドを、体幹や四肢には症状に応じてより強いステロイドが使用されます。特に顔面への使用は慎重に行い、長期使用は避けることが推奨されています。

年齢別使用ガイドライン

アトピー性皮膚炎のステロイド軟膏使用は、年齢により慎重さが異なります。

  1. 乳幼児(0-2歳): 弱いステロイドから開始し、短期間使用を原則とする
  2. 小児(3-12歳): 中程度までのステロイドを使用、定期的な医師評価が必要
  3. 思春期(13-18歳): 成人に準じた使用が可能だが、心理的配慮も必要
  4. 成人(19歳以上): 症状に応じて適切な強さを選択し、長期管理を考慮

乳幼児期は皮膚が薄く吸収率が高いため、特に慎重な使用が求められます。小児期以降も成長発達への影響を考慮し、必要最小限の使用量で効果的な治療を行うことが大切です。

正しい塗り方と使用量の目安

指先単位(FTU)による適量の測り方

ステロイド軟膏の適量は「指先単位(Fingertip Unit:FTU)」で測定します。人差し指の先端から第一関節まで絞り出した量が1FTUとなり、これで成人の手のひら2枚分(体表面積の約2%)をカバーできます。

部位必要なFTU塗布範囲
顔・首2.5 FTU手のひら5枚分
片腕3 FTU手のひら6枚分
片脚6 FTU手のひら12枚分
背中・胸部7 FTU手のひら14枚分

過剰な使用は副作用のリスクを高め、不足では十分な効果が得られません。目安量を守り、薄く均一に塗布することで最適な治療効果を得ることができます。

塗布のタイミングと回数

入浴後3分以内の塗布が最も効果的とされており、皮膚が湿潤状態にあるときの薬剤吸収率が高くなります。一般的には以下のタイミングで使用します。

  1. : 洗顔後または軽いシャワー後
  2. : 入浴後すぐ
  3. 必要時: 症状悪化時の追加使用(医師指示がある場合のみ)

急性期には1日2回、改善期には1日1回へと段階的に減らし、維持期には週2回のプロアクティブ療法も効果的です。

注意すべき副作用と対処法

よくある局所副作用

ステロイド軟膏の長期使用により起こり得る副作用について理解しておくことが重要です。

副作用症状対処法
皮膚萎縮皮膚が薄くなる使用中止または弱いステロイドへ変更
毛細血管拡張赤い線状の血管が見える使用量・頻度の調整
皮膚感染症細菌・真菌感染抗菌薬との併用治療
色素沈着皮膚の色が変わる段階的な使用中止

これらの副作用は適切な使用により予防できることが多く、定期的な医師の診察を受けることで早期発見・対処が可能です。

全身への影響について

適切に使用される場合、ステロイド軟膏による全身への影響は稀ですが、大量使用や長期使用では以下のような症状が起こる可能性があります。

  1. 副腎抑制: ホルモンバランスの変化
  2. 成長抑制: 小児における身長・体重への影響
  3. 血糖値上昇: 糖尿病リスクの増加
  4. 免疫抑制: 感染症にかかりやすくなる

これらのリスクを避けるため、医師の指導のもとで計画的な使用を心がけることが大切です。

効果的な治療のための併用ケア

保湿剤との正しい使い分け

ステロイド軟膏と保湿剤の併用は、アトピー性皮膚炎治療の基本となります。使用順序と間隔を適切に管理することで、治療効果を最大化できます。

  1. 同時使用する場合: ステロイド軟膏を先に塗り、30分後に保湿剤を塗布
  2. 別々のタイミング: 朝に保湿剤、夜にステロイド軟膏
  3. 症状別使い分け: 炎症部位にはステロイド、正常部位には保湿剤のみ

保湿剤は1日3-4回の頻繁な使用が推奨されており、皮膚バリア機能の回復を促進します。ステロイド軟膏の効果を維持しながら使用量を減らすためには、適切な保湿ケアが欠かせません。

症状改善後の維持療法

症状が改善した後も、再発予防のための維持療法が重要です。プロアクティブ療法として、週2回程度の定期的なステロイド軟膏使用により、症状の再発を予防することができます。これにより長期的な皮膚状態の安定化が期待できるとされています。

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