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コンタクト装用時に使える目薬の選び方

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2025.09.01

コンタクトレンズ用目薬の基本的な選び方

コンタクトレンズ装用時の目薬選びで最も重要なのは

防腐剤フリーの製品を選択する

ことです。一般的な目薬に含まれるベンザルコニウム塩化物などの防腐剤は、ソフトコンタクトレンズに吸収されて角膜に刺激を与える可能性があります。そのため、防腐剤不使用の人工涙液タイプや、コンタクトレンズ専用と明記された製品を選ぶことが推奨されます。

コンタクトレンズ装用者に適した目薬の種類

人工涙液タイプの目薬

人工涙液タイプの目薬は涙の成分に最も近く、コンタクトレンズ装用者にとって最も安全な選択肢です。主成分として塩化ナトリウムやヒアルロン酸ナトリウムを含み、レンズと角膜の間の潤滑性を改善します。

成分名効果使用タイミング
ヒアルロン酸ナトリウム高い保水性で長時間の潤いレンズ装用中いつでも
塩化ナトリウム涙の浸透圧調整乾燥感を感じた時
ポリビニルピロリドンレンズ表面のコーティングレンズ装用前後
カルボキシメチルセルロース粘性向上で滞留時間延長長時間作業時

人工涙液タイプの目薬は副作用のリスクが最も低く、1日に何度使用しても問題ありません。特にデスクワークやエアコンの効いた室内での長時間作業時には、2-4時間おきの使用が効果的とされています。

コンタクトレンズ専用目薬

市販されているコンタクトレンズ専用目薬には、レンズの材質を考慮した特殊な成分配合がなされています。ロート製薬のCキューブシリーズやV ロート コンタクトプレミアムなどが代表的な製品です。

これらの製品は以下の特徴があります:

  • レンズ表面の涙膜安定化
  • レンズの脱水防止効果
  • 装用時の異物感軽減
  • 疲れ目症状の改善

コンタクトレンズ専用目薬を使用する際は、製品パッケージに記載された使用方法を必ず確認し、1日の使用回数や使用間隔を守ることが重要です。

処方薬による治療が必要な場合

重度のドライアイやアレルギー性結膜炎を併発している場合は、市販の目薬では十分な効果が得られない可能性があります。このような症状がある方は眼科医への相談を推奨いたします。

処方薬を使用する場合の一般的な注意点として、多くの処方用目薬には防腐剤が含まれているため、点眼前にコンタクトレンズを外し、点眼後10-15分待ってから再装用する必要があります。

目薬使用時の正しい手順と注意点

点眼前の準備

コンタクトレンズ装用時の点眼では、清潔な手での実施が特に重要です。以下の手順を守って点眼を行いましょう:

  1. 手指の洗浄: 石鹸で30秒以上しっかりと手を洗う
  2. ボトルの確認: 点眼ボトルの先端にひび割れや汚れがないか確認
  3. 点眼姿勢: 上を向いた状態で下まぶたを軽く引く
  4. 点眼実施: ボトル先端が目やまつ毛に触れないよう注意

点眼後のケア

点眼後は以下の点に注意してください:

  • 目を強くこすらない
  • 余分な目薬は清潔なティッシュで拭き取る
  • 複数の目薬を使用する場合は5分以上間隔を空ける
  • 点眼ボトルは清潔に保管する

市販のコンタクトレンズ用目薬の場合、レンズを装用したまま点眼できる製品が多いですが、処方薬の場合は必ずレンズを外してから使用する必要があります。

使用頻度と使用期間の目安

目薬の種類1日の使用回数開封後使用期限注意点
防腐剤フリー人工涙液制限なし1-3日使い切りタイプが安全
コンタクト専用目薬5-6回程度1ヶ月清潔保管が必要
処方用点眼薬医師指示通り1ヶ月レンズ取り外し必要

使用頻度については、防腐剤フリーの人工涙液は必要に応じて何度でも使用可能ですが、防腐剤入りの製品は1日5-6回程度に留めることが推奨されています。

避けるべき目薬の成分と注意点

血管収縮薬入り目薬

「充血除去」や「白目をきれいに」などと謳われている血管収縮薬(テトラヒドロゾリン塩酸塩、ナファゾリン塩酸塩など)入りの目薬は、コンタクトレンズ装用者には推奨されません。

これらの成分には以下のリスクがあります:

  • 常用による依存性の形成
  • 使用中止時のリバウンド充血
  • コンタクトレンズとの相互作用による刺激

血管収縮薬入り目薬を長期間使用すると、薬物性結膜炎を発症するリスクが高まるため、コンタクトレンズ装用者は特に注意が必要です。

防腐剤の種類と影響

市販の目薬に含まれる主な防腐剤とその影響について理解しておきましょう:

ベンザルコニウム塩化物(BAK)
  • ソフトレンズへの吸着性が高い
  • 角膜上皮への毒性が報告されている
  • 長期使用で涙液減少のリスク
パラベン類
  • アレルギー反応を起こす可能性
  • レンズ材質によっては変形の原因となる
塩化ベンゾドデシニウム
  • BAKより毒性は低いとされるが、やはり注意が必要
  • 長時間レンズに蓄積する可能性

防腐剤フリーの製品を選ぶことで、これらのリスクを回避できます。

症状別の目薬選択ガイド

ドライアイ症状の場合

コンタクトレンズ装用によるドライアイには、以下の対策が有効です:

軽度の乾燥感
  • 防腐剤フリー人工涙液を2-4時間おきに使用
  • ヒアルロン酸ナトリウム配合製品が特に効果的
中等度の乾燥感
  • 粘性の高いカルボキシメチルセルロース配合製品
  • 就寝前のレンズケア用保存液への浸漬
重度のドライアイ
  • 眼科医による処方薬の検討
  • レンズ材質や装用時間の見直し

アレルギー症状を併発している場合

花粉症などのアレルギー性結膜炎とコンタクトレンズ装用を併発している場合:

  1. 症状が軽微な場合: 抗ヒスタミン成分入りのコンタクト対応目薬を使用
  2. 症状が強い場合: 処方薬による治療を優先し、症状改善後にレンズ装用を再開
  3. 花粉シーズン: レンズ装用を一時休止し、メガネでの過ごし方を検討

アレルギー症状がある場合、レンズ表面に花粉などのアレルゲンが付着しやすくなるため、より頻繁なレンズケアと目薬による洗浄が必要になります。

コンタクトレンズの種類別対応

ソフトコンタクトレンズの場合

ソフトレンズは含水率が高く、目薬の成分を吸収しやすい特性があります:

  • 防腐剤フリー製品の使用を強く推奨
  • シリコンハイドロゲル材質の場合、専用目薬の選択
  • 1日使い捨てタイプでも目薬は使用可能

ハードコンタクトレンズの場合

ハードレンズは材質が安定しており、目薬の選択肢が比較的広くなります:

  • 防腐剤入り目薬も使用可能(ただし推奨はしない)
  • 酸素透過性ハードレンズ(RGP)では、レンズ表面のタンパク質除去も重要

カラーコンタクトレンズの場合

カラーレンズは色素の影響で、使用できる目薬が制限される場合があります:

  • 製品パッケージで「カラーレンズ対応」を必ず確認
  • 色素の溶出を防ぐため、防腐剤フリー製品を選択
  • 装用時間を短くし、目薬での頻繁な潤い補給

目薬使用による合併症の早期発見

注意すべき症状

以下の症状が現れた場合は、目薬の使用を中止し、眼科医への相談が必要です:

即座に受診が必要な症状
  • 急激な視力低下
  • 強い目の痛みや頭痛
  • 大量の目やに
  • 光をまぶしく感じる程度の増加
様子を見てから受診を検討する症状
  • 軽度の充血が続く
  • まばたきが増える
  • 目の周りの皮膚のかゆみ

定期的な眼科検診の重要性

コンタクトレンズ装用者は、目薬使用の有無に関わらず、3-6ヶ月に1度の眼科検診を受けることが推奨されています。検診では以下の項目をチェックします:

  • 角膜の健康状態
  • レンズフィッティングの適正性
  • 目薬使用による副作用の有無
  • ドライアイの程度評価

まとめ

コンタクトレンズ装用時の目薬選択では、

防腐剤フリーの人工涙液

が最も安全で効果的な選択肢です。症状に応じて専用製品を選び、正しい使用方法を守ることで快適なレンズライフを送ることができます。重度の症状や長期間改善しない場合は、迷わず眼科医に相談することをお勧めいたします。

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