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下痢の色が変な時は何か意味がありますか?

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2025.10.30

下痢をした時、便器の中を見て「いつもと色が違う」と驚かれた経験はありませんか?便の色は消化器の健康状態を示す重要なサインの一つです。この記事では、下痢の色が異常な時に考えられる原因と、医療機関を受診すべきタイミングについて詳しく解説します。

下痢の色の異常が示すサイン

下痢の色が普段と異なる場合、消化管のどこかに異常が生じている可能性があります。正常な便は黄褐色から茶色ですが、この色は胆汁色素が腸内で代謝されてできるステルコビリンという物質によるものです。色の変化は出血、胆汁の流れの異常、感染症など、様々な原因で起こることが報告されています。ただし、食べ物や薬剤が原因で一時的に色が変わることもあるため、慌てずに状況を観察することが大切です。

下痢の色別に見る原因と意味

黒色・タール状の下痢

黒くてネバネバしたタール状の便は「メレナ」と呼ばれ、上部消化管(食道、胃、十二指腸)からの出血を示唆する重要なサインです。血液が胃酸で酸化されることで黒く変色するため、このような色になります。

主な原因として以下が考えられます。

  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍
  • 胃炎や食道炎
  • 食道静脈瘤の破裂
  • 上部消化管の腫瘍

ただし、イカ墨料理、鉄剤のサプリメント、赤ワイン、ブルーベリーなどを摂取した後も黒色便が出ることがあります。食事内容を思い返してみて、心当たりがない場合は速やかに医療機関を受診してください。

鮮紅色・赤色の下痢

鮮やかな赤色の血液が混じった下痢は、下部消化管(大腸、直腸、肛門)からの出血を示していることが多いです。血液が酸化される時間が短いため、鮮やかな赤色のまま排出されます。

主な原因として以下が報告されています。

  • 痔核(いぼ痔)や裂肛(切れ痔)
  • 感染性腸炎(細菌性赤痢、カンピロバクター感染など)
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
  • 大腸憩室からの出血
  • 大腸ポリープや大腸がん

赤い食べ物(ビーツなど)を食べた後も赤色便が出ることがありますが、血液が混じっている可能性がある場合は必ず医師に相談しましょう。

白色・灰白色の下痢

白っぽい、または粘土のような灰白色の下痢は「白色便」「灰白色便」と呼ばれ、胆汁が腸に届いていないことを示す重要なサインです。胆汁色素がないため、便が茶色にならず白っぽくなります。

主な原因として以下が考えられます。

  • 胆石症による胆管閉塞
  • 胆管炎
  • 膵臓や胆道系の腫瘍
  • 肝炎や肝硬変などの肝疾患

白色便はしばしば黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)や濃い尿を伴います。これらの症状が見られる場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。

緑色の下痢

緑色の下痢は比較的よく見られる色の変化で、必ずしも深刻な病気を示すわけではありません。胆汁に含まれるビリベルジンという緑色の色素が、腸内細菌によって十分に分解されないまま排出されると緑色になります。

緑色便の原因として以下が報告されています。

  • 腸の動きが速すぎる(下痢により腸通過時間が短縮)
  • 緑色の食べ物(ほうれん草、海藻類など)の大量摂取
  • 抗生物質の服用による腸内細菌バランスの変化
  • 乳幼児では正常な便の色の一つ

数日で自然に改善することが多いですが、長引く場合や他の症状を伴う場合は医師に相談しましょう。

色の異常以外に注目すべき症状

下痢の色だけでなく、以下のような症状が同時に現れる場合は特に注意が必要です。

  1. 発熱や激しい腹痛を伴う
  2. めまいや立ちくらみがある(貧血の可能性)
  3. 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
  4. 嘔吐や吐血がある
  5. 体重減少が続いている
  6. 下痢が1週間以上続いている

これらの症状がある場合は、自己判断せず速やかに医療機関を受診してください。特に黒色便や大量の血便、白色便に黄疸を伴う場合は緊急性が高いため、すぐに受診することをおすすめします。

医療機関ではどのような検査を行うか

便の色の異常で医療機関を受診すると、一般的に以下のような検査が行われます。

検査の種類目的所要時間
便潜血検査目に見えない出血の有無を確認数分(結果は後日)
血液検査貧血、肝機能、炎症の有無を確認5-10分(結果は当日~翌日)
腹部超音波検査肝臓、胆嚢、膵臓の状態を確認15-30分
内視鏡検査消化管内部を直接観察30-60分
CT検査消化器全体の詳細な画像診断10-20分

これらの検査は便の色や伴う症状によって選択されます。医師は問診で食事内容や服用している薬、症状の経過などを詳しく聞き取った上で、必要な検査を判断します。

日常生活で気をつけること

便の色の変化に気づいたら、以下の点を記録しておくと医師への相談時に役立ちます。

  1. 色の変化に気づいた日時
  2. 直前に食べたもの(特に色の濃い食品)
  3. 服用している薬やサプリメント
  4. 伴う症状(腹痛、発熱、吐き気など)
  5. 便の回数と量
  6. 色の変化が続いている期間

また、一時的な色の変化であれば様子を見ることも選択肢の一つですが、以下の場合は自己判断せず医療機関を受診しましょう。

  • 黒色のタール状便が出た
  • 大量の血液が混じっている
  • 白色便に黄疸を伴う
  • 激しい腹痛や発熱がある
  • 色の異常が3日以上続く

まとめ

下痢の色が異常な時は、消化器系に何らかの問題が生じているサインの可能性があります。黒色便は上部消化管出血、鮮紅色便は下部消化管出血、白色便は胆汁の流れの異常を示唆することが報告されています。ただし食べ物や薬剤による一時的な変化もあるため、落ち着いて状況を観察することが大切です。色の異常が続く場合や、他の症状を伴う場合は必ず医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。

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