
低用量ピルQ&A|飲み方・飲み忘れ・副作用からオンライン処方まで徹底解説
低用量ピルの正しい飲み方から飲み忘れ対処法、副作用、オンライン処方まで医師監修で徹底解説。避妊効果99%以上、生理痛軽減、PMS改善効果を詳しく紹介。初心者から継続者まで安心してご利用いただけるQ&A形式の完全ガイドです。
ドクターナウ編集部
2025.08.26
低用量ピルは、女性の生活の質を向上させる重要な医薬品として、世界中で多くの女性に愛用されています。避妊効果だけでなく、生理痛の軽減、生理周期の安定、PMS(月経前症候群)の改善など、多くのメリットがあります。
この記事では、低用量ピルに関する基本的な知識から、正しい飲み方、副作用への対処法、そして最新のオンライン処方サービスまで、皆様が知りたい情報をQ&A形式で分かりやすく解説します。
低用量ピルとは?

低用量ピルはどのような薬ですか?
低用量ピルは、女性ホルモンである
卵胞ホルモン(エストロゲン)と
黄体ホルモン(プロゲスチン)を含む経口避妊薬です。毎日1錠を決まった時間に服用することで、99%以上の高い避妊効果を得ることができます。
日本では1999年に避妊目的の低用量経口避妊薬(OC:Oral Contraceptive)が承認され、2008年には月経困難症治療薬として低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)も保険適用となりました。
分類 | 目的 | 保険適用 | 主な効果 |
---|---|---|---|
OC(経口避妊薬) | 避妊 | なし(自費) | 避妊、生理痛軽減、生理周期安定 |
LEP(治療薬) | 月経困難症・子宮内膜症治療 | あり | 生理痛軽減、過多月経改善 |
低用量ピルには大きく分けて2つの分類があります。OC(経口避妊薬)は主に避妊目的で使用され、健康保険の適用外となるため全額自己負担となります。一方、LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)は月経困難症や子宮内膜症の治療を目的とした医療用医薬品で、医師の診断により保険適用となります。
どちらも同じ成分を含んでおり、避妊効果に違いはありませんが、処方目的と費用負担が異なる点を理解しておくことが重要です。保険適用のLEPは月額約1,000円程度で済む場合が多く、経済的負担を軽減できる利点があります。
低用量ピルは、含有するホルモン量を最小限に抑えることで副作用を軽減し、安全性を高めた薬剤です。現在日本では第1世代から第4世代まで、様々な種類の低用量ピルが処方されており、個人の体質や症状に応じて最適なものが選択されます。
低用量ピルにはどのような種類がありますか?
低用量ピルは
世代と
相性によって分類されます。
- 第1世代:ノルエチステロン配合(オーソM、シンフェーズなど)
- 第2世代:レボノルゲストレル配合(トリキュラー、ラベルフィーユなど)
- 第3世代:デソゲストレル配合(マーベロン、ファボワールなど)
- 第4世代:ドロスピレノン配合(ヤーズ、ヤーズフレックスなど)
- 1相性:21日間すべて同じホルモン量
- 3相性:3段階でホルモン量が変化
特徴 | 1相性 | 3相性 |
---|---|---|
ホルモンバランス | 一定 | 段階的変化 |
PMS改善 | 効果的 | やや効果的 |
不正出血 | 少ない | より少ない |
生理日移動 | 簡単 | 複雑 |
この表は1相性と3相性ピルの特徴を比較したものです。
1相性ピルは21日間すべて同じホルモン量のため、ホルモンバランスが一定に保たれます。これによりPMS(月経前症候群)の改善により効果的で、生理日移動も簡単に行えます。一方、
3相性ピルは自然な月経周期に近いホルモン変化を再現するため、不正出血がより少ないとされています。初めて低用量ピルを使用する方には、副作用が比較的少ない3相性ピルが処方されることが多く、PMS症状に悩む方には1相性ピルが選択される傾向があります。医師との相談により、個人の症状や生活スタイルに最適なタイプを選択することが大切です。
1相性ピルは
ホルモンバランスが一定であるため、PMS症状の改善に効果的で、生理日移動も行いやすいのが特徴です。一方、3相性ピルは
自然な生理周期に近いホルモン変化を再現し、不正出血が起こりにくいとされています。
低用量ピルの飲み方と注意事項

低用量ピルの正しい飲み方を教えてください
低用量ピルは以下の基本ルールに従って服用します:
- 毎日決まった時間に1錠を水またはぬるま湯で服用
- 生理開始日から5日以内に飲み始める
- 21日間連続服用後、7日間休薬(または偽薬服用)
開始方法 | タイミング | 避妊効果開始 | 特徴 |
---|---|---|---|
Day1スタート | 生理1日目 | 即日 | 最も確実 |
Sundayスタート | 生理後の最初の日曜日 | 7日後 | スケジュール管理しやすい |
Quick Start | いつでも | 7日後 | 緊急時に有効 |
低用量ピルの開始方法には3つの選択肢があります。
Day1スタートは最も推奨される方法で、生理開始日から服用することで即日避妊効果が得られます。
Sundayスタートは週末に生理が重ならないようにスケジュール調整したい方に適しており、アメリカでは一般的な方法です。
Quick Startは医師の判断により緊急的に開始する方法で、妊娠していないことを確認した上で任意のタイミングで開始できます。いずれの方法でも、開始から7日間は他の避妊法との併用が安全性を高めるため、コンドームなどの追加避妊手段を忘れずに使用することが重要です。
- 朝食後:忘れにくく、吐き気が出にくい
- 就寝前:副作用を睡眠中にやり過ごせる
- 夕食後:生活リズムに組み込みやすい
服用時間は
数時間程度のずれであれば問題ありませんが、毎日同じ時間帯に飲むことで、より確実な効果を得られ、飲み忘れも防げます。スマートフォンのアラーム機能や服薬管理アプリを活用することをお勧めします。
低用量ピルを飲み忘れた時はどうすればいいですか?
飲み忘れの対処法は、
忘れた期間と
シートのどの部分かによって異なります。
- 気付いた時点ですぐに1錠服用
- その日の分も通常の時間に服用(1日に2錠服用)
- 避妊効果は維持される
- 服用を中止し、次の生理を待つ
- 新しい生理が始まったら新しいシートで再開
- 飲み忘れ期間中は他の避妊法を併用
飲み忘れ期間 | 対処法 | 避妊効果 | 緊急避妊薬検討 |
---|---|---|---|
24時間以内 | 2錠服用 | 維持される | 不要 |
24-48時間 | 2錠服用 | 低下の可能性 | 性行為があれば検討 |
48時間以上 | 服用中止 | 消失 | 性行為があれば必要 |
この表は飲み忘れ期間に応じた具体的な対処法を示しています。
24時間以内の飲み忘れであれば避妊効果は維持されるため、気づいた時点で1錠、通常時間にもう1錠の計2錠を服用すれば問題ありません。
24-48時間の飲み忘れは避妊効果が不安定になるため、同様に2錠服用しますが、その期間に性行為があった場合はアフターピルの服用を検討します。
48時間以上の飲み忘れは避妊効果が完全に失われるため、服用を一旦中止し、次の生理開始を待って新しいシートで再開する必要があります。この期間に性行為があった場合は、72時間以内にアフターピルを服用することが妊娠を防ぐために重要です。飲み忘れを防ぐためには、スマートフォンのアラーム設定や服薬管理アプリの活用をお勧めします。
- 第1週:休薬期間直後のため排卵リスクが高い
- 第3週:次の休薬期間前のため排卵リスクが高い
飲み忘れから48時間以上経過し、その期間に性行為があった場合は、妊娠を防ぐため
72時間以内にアフターピルの服用を検討してください。不安な場合は、オンライン診療や医療機関で相談することが大切です。
低用量ピルの効果はいつから現れますか?
低用量ピルの効果が現れるタイミングは、
効果の種類と
飲み始めの時期によって異なります。
- 生理1日目開始:その日から効果あり
- その他の開始:7日間連続服用後から効果開始
- 正しく服用すれば休薬期間中も避妊効果継続
効果 | 現れるタイミング | 最大効果 |
---|---|---|
生理痛軽減 | 1-2周期目から | 3-6周期目 |
生理量減少 | 1-2周期目から | 3周期目 |
PMS改善 | 2-3周期目から | 3-6周期目 |
肌荒れ改善 | 2-3周期目から | 6周期目以降 |
生理周期安定 | 1周期目から | 2-3周期目 |
この表は低用量ピルの各効果が現れるタイミングを示しています。
生理痛軽減と生理量減少は比較的早期に効果が現れ、多くの方が1-2周期目から症状の改善を実感できます。
PMS(月経前症候群)の改善はやや時間がかかり、ホルモンバランスが安定する2-3周期目から効果が現れ始めます。
肌荒れ改善は最も時間を要する効果で、皮膚のターンオーバーサイクルの関係で6周期目以降に最大効果が期待できます。
生理周期の安定は最も早い効果で、多くの方が1周期目から規則正しい28日周期を実感できます。これらの効果を最大限に得るためには、最低でも3-6か月間の継続服用が推奨されており、効果に不安を感じても急に中止せず、医師と相談しながら適切な期間継続することが重要です。
- 1シート目は効果が不安定な場合があるため、他の避妊法併用を推奨
- 3か月間は継続服用して効果を評価することが重要
- 個人差があるため、効果に不安がある場合は医師に相談
低用量ピルの効果を最大限に得るためには、
継続的な服用が不可欠です。途中で服用を中止すると、それまでの効果が失われ、再開時には再び効果が現れるまで時間がかかります。
低用量ピル関連FAQ

Q1: 低用量ピルにはどのような副作用がありますか?
低用量ピルの副作用は
軽度なものと
重篤なものに分けられます。
- 不正出血:服用者の約20%に発症、通常1-3か月で改善
- 吐き気・嘔吐:1.2-29.2%に発症、朝の空腹時に多い
- 頭痛:3.4-15.7%に発症、片頭痛の既往がある方は注意
- 乳房の張り:ホルモン変化による一時的な症状
- むくみ・体重増加:0.8-3.2%に発症、水分貯留が原因
最も注意すべきは
血栓症です。
対象 | 血栓症発症率(年間1万人あたり) |
---|---|
ピル非服用者 | 1-5人 |
ピル服用者 | 3-9人 |
妊娠中 | 5-20人 |
分娩後12週間 | 40-65人 |
この表は血栓症の発症リスクを比較したものです。
低用量ピル服用者の血栓症リスクは年間1万人あたり3-9人と、非服用者(1-5人)と比較してわずかに上昇しますが、
妊娠中(5-20人)や分娩後12週間(40-65人)と比較すると大幅に低いことがわかります。つまり、
低用量ピルによる血栓症リスクは妊娠・出産のリスクよりもはるかに低いのが実情です。血栓症は早期発見・治療により重篤化を防げるため、激しい頭痛、ふくらはぎの痛み・腫れ、息切れ、胸痛などの初期症状に注意を払い、異常を感じた際は速やかに医療機関を受診することが重要です。特に喫煙者、肥満者、40歳以上の方はリスクが高くなるため、これらに該当する場合は医師との十分な相談が必要です。
血栓症の初期症状として、
激しい頭痛、
ふくらはぎの痛み・腫れ、
息切れ、
胸の痛みなどがあります。これらの症状が現れた場合は、すぐに服用を中止し、医療機関を受診してください。
副作用の多くは
服用開始から2-3か月で自然に改善されます。継続的な症状や気になる変化がある場合は、ピルの種類変更や他の治療選択肢について医師と相談することが大切です。
Q2: 低用量ピルを長期間服用しても安全ですか?
低用量ピルは
長期服用を前提として開発されており、適切な管理下での長期使用は安全とされています。
- WHO(世界保健機関)では制限なしとされている
- 日本では定期的な検査を条件に長期処方が可能
- 休薬期間は不要(継続服用が推奨される場合もある)
疾患 | リスク変化 | 効果継続期間 |
---|---|---|
卵巣がん | 50%減少 | 服用中止後も10年以上継続 |
子宮体がん | 50%減少 | 服用中止後も15年以上継続 |
大腸がん | 15-20%減少 | 服用中のみ |
骨粗鬆症 | 予防効果あり | 服用中のみ |
この表は低用量ピルの長期服用による健康効果を示しています。
最も注目すべきは卵巣がんと子宮体がんのリスクが50%減少するという驚異的な予防効果です。さらに重要なのは、
服用を中止した後も10-15年以上にわたって予防効果が継続することです。現代女性は昔と比べて生理回数が約9倍に増加(約450回)しており、これが卵巣がんや子宮体がんの増加要因とされています。低用量ピルによる排卵抑制は、
卵巣を休ませることで将来的ながんリスクを大幅に軽減する効果があります。大腸がんの予防効果は服用中のみですが、これらの健康効果を総合すると、適切な管理下での長期服用は女性の健康にとって大きなメリットがあると言えます。ただし、個人の健康状態により効果は異なるため、定期的な検診と医師との相談が重要です。
- 血液検査:3-6か月ごと(血栓マーカー、肝機能)
- 血圧測定:毎回の処方時
- 体重・BMI測定:肥満による血栓リスク評価
- 婦人科検診:年1回(子宮がん検診、乳がん検診)
- 40歳以降(血栓リスク増加)
- 妊娠希望時(服用中止後すぐに妊娠可能)
- 重篤な副作用発症時
- 手術予定時(血栓リスクのため)
長期服用においては、
定期的な医学的管理と
個人のライフステージに応じた見直しが重要です。適切な管理により、多くの女性が長期間にわたって安全に低用量ピルの恩恵を受けることができます。
Q3: 低用量ピルで生理日を調整することはできますか?
低用量ピルを用いた
生理日移動は、重要な予定に合わせて生理タイミングを調整する有効な方法です。
- 継続服用法:休薬期間をスキップして次のシートを開始
- 延長服用法:現在のシートの実薬を延長服用
方法 | 延長可能期間 | 成功率 | 注意点 |
---|---|---|---|
継続服用(1相性) | 制限なし | 95%以上 | 不正出血の可能性あり |
継続服用(3相性) | 1-2週間 | 85-90% | 最終週の錠剤のみ延長 |
中用量ピル併用 | 1-2週間 | 95%以上 | 副作用やや強い |
この表は生理を遅らせる各方法の特徴を比較しています。
1相性ピルによる継続服用は最も効果的で、ホルモン量が一定のため理論上は制限なく延長可能ですが、長期間の延長では不正出血が起こる可能性があります。
3相性ピルの場合は最終週(第3週)の錠剤のみで延長するため、延長期間は1-2週間に限られ、成功率もやや下がります。
中用量ピルを併用する方法は高い成功率を誇りますが、ホルモン量が多いため吐き気や頭痛などの副作用がやや強く現れる傾向があります。生理日移動は便利な機能ですが、
計画的に事前相談(少なくとも1か月前)することが成功の鍵です。また、移動中は避妊効果が不安定になる場合があるため、性行為の際は追加の避妊法を併用することが安全です。
- 短縮服用法:実薬服用期間を14-17日で中止
- 最低期間:14日間は服用が必要(避妊効果維持のため)
- 生理移動中は避妊効果が不安定になる可能性
- 不正出血が起こることがある
- 事前相談が重要(少なくとも1か月前)
- 頻繁な調整は推奨されない
生理日調整は便利な機能ですが、
医師の指導下で行うことが安全です。オンライン診療でも生理移動の相談が可能なため、計画的に相談することをお勧めします。
Q4: 低用量ピル服用中にお酒を飲んでも大丈夫ですか?
低用量ピル服用中の
適量の飲酒は、基本的に問題ありません。しかし、いくつかの注意点があります。
- ピルの効果への直接影響:適量であれば問題なし
- 肝臓での代謝:アルコールとピルの成分は同じ肝臓で代謝
- 副作用の増強:吐き気や頭痛が強くなる可能性
飲酒量 | ピルへの影響 | 注意点 |
---|---|---|
適量(ビール1本程度) | 影響なし | 特に制限なし |
中等量(ビール2-3本) | 軽微な影響 | 副作用増強の可能性 |
大量飲酒 | 要注意 | 嘔吐による効果減弱 |
この表は飲酒量と低用量ピルへの影響を示しています。
適量(ビール1本、日本酒1合、ワイン1-2杯程度)であれば、ピルの効果に影響はありませんので、特別な制限は不要です。
中等量の飲酒では軽微な影響があり、特に吐き気や頭痛などの副作用が増強される可能性があるため注意が必要です。
大量飲酒は明らかに問題があり、嘔吐によりピルの成分が吸収されず避妊効果が減弱する危険があります。特に重要なのは、
ピル服用から3時間以内に嘔吐した場合は追加で1錠服用することです。安全な飲酒のためには、ピル服用から2-3時間後の飲酒を心がけ、体調不良時や嘔吐を伴うような飲酒は避けることが大切です。また、アルコールとピルの成分は共に肝臓で代謝されるため、頻繁な深酒は肝臓に負担をかける可能性があることも理解しておきましょう。
- 服用直後の飲酒:吐き気が増強される可能性
- 嘔吐を伴う飲酒:ピル成分が吸収されない恐れ
- 頻繁な深酒:肝機能への負担増加
- ピル服用から2-3時間後の飲酒が理想的
- 嘔吐した場合は追加服用を検討
- 定期的な肝機能検査で健康状態をチェック
- 体調不良時は飲酒を控える
服用から3時間以内に嘔吐した場合:
- すぐに追加で1錠服用
- 翌日は通常通り服用
- 避妊効果維持のため重要
お酒を楽しみながらピルを安全に服用するためには、
適量を守ることと
体調管理が大切です。不安がある場合は、医師に相談してください。
Q5: 低用量ピルはオンラインで処方してもらえますか?

から、低用量ピルの
オンライン処方が解禁され、多くの女性が便利にピルを入手できるようになりました。 現在、
ドクターナウというオンライン診療によるピル処方が可能となっています。これにより、以下のメリットがあります:
- 365日年中無休対応:緊急時も対応可能
- プライバシー保護:自宅で診察を受けられる
- 待ち時間なし:予約制で効率的
- 全国対応:居住地を問わずアクセス可能
- 時間節約:病院への通院時間が不要
- 医師による適切な診察:問診票だけでなく医師との対話
ドクターナウでオンライン診療を受ける方法
- ドクターナウアプリをダウンロード
- 会員登録をしてください
- 診療を希望する症状を選択してください
- ご希望の医師・時間を選択してください
- 診療申込後、時間になったらオンライン診療を受けてください
Q5: 低用量ピル服用を中止した後、妊娠にはどのくらい影響しますか?
低用量ピルは
妊娠に対する長期的な影響はないとされており、服用中止後すぐに妊娠が可能です。
期間 | 排卵再開率 | 妊娠率 |
---|---|---|
1か月以内 | 約40% | 20-25% |
3か月以内 | 約90% | 60-70% |
6か月以内 | 約98% | 80-85% |
1年以内 | 約99% | 90-95% |
- 不妊リスクなし:長期服用でも妊娠能力に影響なし
- 先天異常リスクなし:服用歴による胎児への影響なし
- 流産リスクなし:ピル服用歴は流産率に影響なし
- 多胎妊娠:わずかに双子妊娠率が上昇する可能性
- 計画妊娠の場合
- 妊娠希望の3か月前に中止推奨
- 葉酸サプリ開始(400μg/日)
- 風疹抗体価確認・予防接種
- すぐに妊娠を希望する場合
- いつでも中止可能
- 中止直後から妊娠可能性あり
- 基礎体温記録開始推奨
- 規則正しい生活:睡眠、食事、運動
- 禁煙・禁酒:妊娠率向上と胎児への配慮
- 体重管理:BMI18.5-25が理想的
- ストレス軽減:妊娠に向けた心身の準備
服用中止後に以下の症状が続く場合は医師に相談:
- 6か月以上生理が来ない
- 極端に不規則な生理周期
- 重篤な生理痛の復活
- その他の婦人科症状
低用量ピル服用歴は
将来の妊娠に悪影響を与えないため、妊娠を希望するタイミングで安心して服用を中止できます。計画的な妊娠のためには、事前の健康管理と医師への相談が重要です。
参考文献
- ドクターナウは特定の薬品の推薦および勧誘を目的としてコンテンツを制作していません。ドクターナウ会員の健康な生活をサポートすることを主な目的としています。 * コンテンツの内容は、ドクターナウ内の医師および看護師の医学的知識を参考にしています。
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