正しいクレンジング

1. ダブル洗顔：メイクをしている場合は、まずクレンジングオイルやバームタイプのクレンザーでメイクをしっかり溶かしてから、泡立てた洗顔料で洗顔を行いましょう。
2. ぬるま湯を使用：冷水や熱湯ではなく、約32～36度程度のぬるま湯で洗顔することで、肌への刺激を抑えることが可能です。
3. 過度な角質ケアは控える：スクラブなどで角質を頻繁に落としすぎると、肌バリアが弱くなる恐れがあります。そうすると、乾燥肌や炎症の原因になってしまうので、やさしい角質ケアを週1～2回行うようにしましょう。

スキンケアの基本ステップ

朝の基本的なスキンケアのステップ

1. トナー(Toner) 洗顔後の肌を整え、次に使用する製品の浸透を助けます。
2. エッセンス／セラム(Essence/Serum) 美白、シワ改善、鎮静など、自分の肌悩みに合わせた機能性セラムを選びましょう。
3. 保湿クリーム(Moisturizer) 肌のうるおいを長時間キープするために、十分な保湿力をもつクリームを使用しましょう。
4. 日焼け止め(Sunscreen) また外出前や朝は日焼け止めを忘れないようにしましょう。スキンケアと同じように習慣化することで肌の老化を抑制できます。SPFとPA値が高いものを選び、季節や活動内容に応じて適切な製品を選ぶことが重要です。

夜の基本的なスキンケアのステップ

1. トナー(Toner)
2. エッセンス／セラム(Essence/Serum)
3. 保湿クリーム(Moisturizer)
4. アイクリーム(Eye Cream) 目元は皮膚が薄くシワができやすいため、専用クリームでケアすると効果的です。アイクリーム以外でも、集中してケアしたい部位があればここに追加して理想の美肌に近づきましょう

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肌に負担をかけない塗り方のコツ

スキンケアの際のポイント

肌悩みに合わせた製品を選ぶ

1. ニキビ・トラブルが気になる肌の場合 サリチル酸(BHA)やティーツリーオイルなど、皮脂の調整や鎮静に役立つ成分が含まれた製品を選ぶとよいでしょう。
2. 乾燥肌の場合 ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなどの保湿力の高い成分を配合した製品がおすすめです。
3. 敏感肌の場合 無香料・無着色・低刺激(ハイポアレルゲン)処方の製品がおすすめです。成分がシンプルなものを選ぶと肌への負担が少なくなります。

美容内服薬を取り入れる

1. ビタミンC ビタミンCはメラニンの生成を抑えるため美白効果が見込めます。同時に、シミやくすみを改善します。また、コラーゲン生成をサポートすることで、肌の弾力を保つ効果もあります。処方薬の場合は「シナール」が主に処方されます。
2. L-システイン L-システインは肌のターンオーバーを促進し、紫外線によるダメージを軽減することで、シミやくすみを改善します。処方薬の場合は「ハイチオール」が主に処方されます。
3. ビタミンE ビタミンEは血行を促進することで肌のくすみや乾燥を改善し、肌のハリを取り戻します。また、抗酸化作用が高く、シミやシワの予防にも効果的です。処方薬の場合は「ユベラ」が主に処方されます。

週に1～2回の集中ケアでさらに美しい肌を手に入れよう

1. 保湿パック／マスク シートマスクやクリームパックを週1～2回行うことで、肌バリアの強化に役立ちます。
2. 角質ケア AHA(グリコール酸、乳酸)やBHA(サリチル酸)配合のトナーを低濃度で週1～2回使用するのも効果的です。
3. 定期的なスパや皮膚科での施術 予算に余裕がある場合は、ピーリングやレーザートーニングなど、皮膚科の施術やスパを定期的に受けるとより効果が期待できます。

生活習慣の改善

1. 十分な水分補給 1日1.5～2リットル程度の水をこまめに摂取することで体の内側からうるおいを保ちましょう。また、水分をたくさん摂ることで体内の老廃物も排出されます。
2. 十分な睡眠 夜10時～深夜2時は肌の再生が活発になる時間帯です。最低7時間程度の睡眠をとることを目指しましょう。
3. 食生活の見直し 砂糖や小麦粉、脂っこい食べ物を過剰に摂るとトラブルが起きやすくなるため、バランスよく食べるよう心がけましょう。特にビタミンや鉄分など不足しがちな栄養素をしっかり摂ることが大切です。
4. ストレス管理 ストレスホルモン（コルチゾールなど）は皮脂分泌を増やす原因になります。ヨガや瞑想、適度な運動でストレスを解消しましょう。
5. 禁煙＆適度な飲酒 喫煙は血行不良を起こし、肌の弾力を低下させます。過度な飲酒も肌荒れや炎症を招く可能性があるため注意が必要です。

最後に

• 最も大切なのは、持続的なケアと生活習慣の見直しです。
• 新しい製品を使用するときはパッチテストの実施をおススメします。耳の後ろや手首の内側などに少量を塗り、24時間ほど様子を見て肌トラブルが起きないか確認しましょう。
• 肌トラブルが深刻な場合は、皮膚科専門医に相談して専門的なアドバイスを受けることもおすすめです。ドクターナウは皮膚科も対応しています。

参考資料

• Seol JE, Cho GJ, Jang SH, Ahn SW, Hong SM, Park SH, Kim H. Effect of Amount of Daily Water Intake and Use of Moisturizer on Skin Barrier Function in Healthy Female Participants. Ann Dermatol. 2024 Jun;36(3):145-150. https://doi.org/10.5021/ad.23.067
• 日焼け（公益社団法人日本皮膚科学会）