
PTSDとは?症状・治し方・セルフ診断テスト&ドクターナウオンライン相談まで徹底解説
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状、原因、セルフ診断テストから最新治療法まで専門医監修で徹底解説。約100人に1人が経験する身近な病気の正しい知識と対処法をご紹介します。
ドクターナウ編集部
2025.08.15
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、生死に関わるような強いショックを受けた後に発症する精神疾患です。約100人に1人が経験する身近な病気でありながら、適切な知識と治療により改善が可能です。本記事では、PTSDの症状や原因、セルフ診断方法から最新の治療法まで、専門医監修のもと詳しく解説します。
PTSDとは?

PTSDの基本概念について教えてください
PTSD(Post-Traumatic Stress Disorder)とは心的外傷後ストレス障害のことで、生命の危険を感じるような極度のストレス体験の後に発症する精神疾患です。WHO世界保健調査の日本データによると、PTSDの生涯有病率は1.3%となっており、約100人に1人が抱える「ありふれた精神疾患」として位置づけられています。
PTSDは単なる「心の弱さ」ではありません。トラウマ体験により脳の記憶処理機能に異常が生じ、過去の出来事が現在も続いているかのように感じてしまう医学的な病気です。適切な治療により回復が十分可能な疾患です。
PTSD の主要原因
どのような出来事がPTSDの原因となりますか?
PTSDの原因となる主なトラウマ体験は以下の通りです。
原因カテゴリー | 具体例 |
---|---|
自然災害 | 地震、津波、火災、台風、洪水 |
人的災害 | 戦争、テロ、交通事故、航空機事故 |
犯罪被害 | 性的暴行、強盗、誘拐、殺人事件の目撃 |
暴力体験 | 家庭内暴力、児童虐待、いじめ |
医療関連 | 重篤な疾患の診断、手術、集中治療 |
職業関連 | 救急隊員、警察官、医療従事者の現場体験 |
上記の原因カテゴリーは、すべて生命の安全を脅かす、または人間の尊厳を損なう可能性のある深刻な体験です。
特に注目すべきは、直接的な被害者だけでなく、目撃者や関係者もPTSDを発症する可能性があることです。
日本においては、地震や津波などの自然災害による PTSD が多く報告されています。東日本大震災では、被災地域住民の約12.7%がPTSDを発症したという調査結果があり、
災害の規模が大きいほど、また被害が深刻であるほど、PTSD発症率が高くなる傾向が明らかになっています。
一方で、性的暴行や児童虐待などの対人暴力は、自然災害よりもPTSD発症率が高いことが知られています。これは、
人為的な加害行為が被害者の安全感や信頼感をより深く損なうためと考えられています。
これらの体験は直接的な被害だけでなく、目撃や聞き知ることでもPTSD発症のリスクとなります。日本では特に自然災害によるPTSDが多く、東日本大震災後には多くの方がPTSDを発症されました。
自然災害による PTSD 発症率は約10%とされていますが、性的暴力の場合は約40%と高い発症率を示しています。これは、性的暴力が個人的で周囲に相談しにくく、孤立感を深めやすいためと考えられています。
PTSD 主要症状
PTSDの症状にはどのようなものがありますか?
PTSDの症状は、DSM-5診断基準に基づき4つの主要症状群に分類されます。
再体験症状(侵入症状)
トラウマ体験が意図せず鮮明に思い出される症状です。
- フラッシュバック: 過去の出来事が現在起こっているかのように感じる
- 悪夢: トラウマに関連した恐怖の夢を繰り返し見る
- 侵入的記憶: 日常生活中に突然つらい記憶がよみがえる
- 身体反応: 思い出したときに動悸、発汗、震えなどが起こる
回避症状
トラウマを思い出させるものを避ける行動や反応です。
- 場所の回避: 事故現場や関連する場所に近づかない
- 人の回避: 事件に関係した人物との接触を避ける
- 活動の回避: 関連する話題や活動を避ける
- 記憶の回避: 意識的にその出来事について考えないようにする
認知と気分の陰性変化
自分自身や世界に対する否定的な考えや感情の変化です。
- 自己責任感: 「自分のせいで起こった」という過度な罪悪感
- 否定的信念: 「世界は危険な場所だ」「自分は価値がない」
- 感情の麻痺: 喜びや愛情を感じにくくなる
- 孤立感: 家族や友人から距離を置きたくなる
覚醒・反応性の変化(過覚醒症状)
常に警戒状態にあり、過度に敏感になる症状です。
- 睡眠障害: 入眠困難、中途覚醒、悪夢による睡眠の質低下
- 集中困難: 仕事や学習に集中できない
- 過度な警戒: 常に危険を警戒し、緊張状態が続く
- 驚愕反応: 小さな音や刺激に過剰に反応する
- 易怒性: 些細なことでイライラし、怒りが爆発しやすい
これらの症状は個人差があり、全ての症状が現れるわけではありません。症状が1ヶ月以上持続し、日常生活に支障をきたしている場合にPTSDと診断されます。重要なのは、これらは病気の症状であり、決して個人の弱さではないということです。
PTSD 診断 セルフチェックリスト

自分でPTSDの可能性をチェックできますか?
以下のセルフチェックリストで、PTSDの可能性を確認することができます。過去1ヶ月間の状態について、当てはまる項目をチェックしてください。
PTSDセルフ診断テスト
□ 生死に関わるような恐ろしい体験をした、または目撃した
□ その出来事の記憶が、意図しないのに突然よみがえる □ その出来事に関する悪夢を繰り返し見る □ その出来事が再び起こっているかのように感じることがある □ その出来事を思い出すと、強い不安や恐怖を感じる □ 思い出したときに動悸、発汗、震えなどの身体症状が現れる
□ その出来事を思い出させる場所や人を避けている □ その出来事について話すことや考えることを避けている □ 関連する活動や状況を避けている □ その出来事の重要な部分を思い出せない
□ 自分や他人、世界について過度に否定的に考える □ その出来事について自分や他人を過度に責める □ 恐怖、怒り、罪悪感、恥などの感情が続いている □ 重要な活動への興味や関心が著しく減退している □ 他人から孤立している、疎外されていると感じる □ 幸福、満足、愛情などの感情を体験できない
□ いつもイライラしていて、些細なことで怒りが爆発する □ 無謀または自己破壊的な行動をとる □ 常に警戒していて、過度に用心深い □ 些細な物音や刺激に過剰に驚く □ 集中することが困難 □ 眠りにつくことや眠り続けることが困難
□ これらの症状により、仕事や学校、人間関係に支障が出ている □ 症状が1ヶ月以上続いている
チェック結果の解釈
- 前提条件+各症状群から2項目以上+日常生活への影響がある場合:PTSDの可能性が高いため、専門医への相談をお勧めします
- 前提条件+複数の症状がある場合:軽度のPTSD症状の可能性があります
- 前提条件のみの場合:現在のところPTSDの可能性は低いですが、今後症状が現れる場合は注意が必要です
このセルフチェックは診断ツールではありません。心配な症状がある場合は、必ず精神科や心療内科の専門医にご相談ください。早期の適切な治療により、症状の改善が期待できます。
PTSD 高リスク群

PTSDになりやすい人の特徴は何ですか?
研究により、PTSD発症リスクを高める要因が明らかになっています。
個人的要因
リスク要因 | 説明 |
---|---|
過去のトラウマ体験 | 児童期の虐待や以前のトラウマ体験がある |
精神的脆弱性 | 慢性的ストレス状態や精神的疲労 |
遺伝的要因 | PTSD発症に30-40%の遺伝率が報告されている |
性別 | 女性は男性の約2倍PTSD発症率が高い |
年齢 | 20-30代前半で発症率が高い(3.0-4.1%) |
これらの個人的要因は、PTSD発症の脆弱性を高める重要な指標です。
特に複数の要因を持つ場合、発症リスクが累積的に高まることが知られています。
遺伝的要因については、双子研究により明らかになった科学的データで、
親や兄弟姉妹にPTSDの既往がある場合は、特に注意深い観察と早期対応が重要です。また、女性の発症率が高い理由として、性的暴力の被害を受けやすいこと、ホルモンの影響、社会的サポートの違いなどが挙げられています。
20-30代前半の発症率の高さは、
この年代が社会的ストレスが多く、また重要な人生の選択を迫られる時期であることと関連していると考えられています。
職業的リスク要因
高リスク職業には以下があります:
- 医療従事者: 救急医、看護師、救急救命士
- 公安職: 警察官、消防士、自衛隊員
- 交通関係: パイロット、電車運転士
- 報道関係: 戦場カメラマン、災害報道記者
- 援助職: 災害救助隊、国際援助職員
これらの職業は、
職務の性質上、生死に関わる場面や他者の苦痛に直面する機会が多いため、一般の人々よりもPTSD発症リスクが高くなっています。
特に注目すべきは、これらの職業に従事する方々が「職業的使命感」から自身の精神的負担を軽視しがちなことです。
「助ける側」という立場であっても、人間として当然の心理的反応であり、専門的なケアが必要であることを理解することが重要です。
近年では、これらの職業における
組織的なメンタルヘルス対策やピアサポート制度の導入が進んでおり、早期発見・早期対応の体制整備が重要視されています。
社会的要因
- 社会的サポートの不足: 相談できる人がいない、孤立状態
- 二次的トラウマ: 被害後の周囲の反応や対応による追加的傷害
- 生活ストレス: 経済的困窮、家族関係の問題
- 文化的要因: 被害を隠す文化、助けを求めにくい環境
生物学的要因
- アドレナリン分泌量: ストレス反応が強い体質
- 脳機能: 扁桃体の過活動、前頭前野の機能低下
- 睡眠パターン: 慢性的な睡眠不足や睡眠障害
これらの要因を多く持つ人ほどPTSD発症リスクが高くなりますが、リスク要因があってもPTSDを発症しない人も多くいます。重要なのは、リスクを認識し、適切な予防策と早期対応を心がけることです。
治療方法

PTSDはどのように治療しますか?
PTSDの治療は、科学的根拠に基づいた方法により高い改善効果が期待できます。
心理療法(第一選択治療)
認知行動療法(CBT)
- 安全な環境でトラウマ記憶に段階的に向き合う治療法
- 「思い出しても危険ではない」ことを学習
- 12-15回のセッションで症状改善率70-80%
- トラウマによる歪んだ認知を修正する治療法
- 罪悪感や自己責任感の軽減に効果的
- 12回のセッションで構成
EMDR(眼球運動による脱感作・再処理法)
- 左右の眼球運動を利用したトラウマ記憶の再処理
- WHO推奨の標準治療法
- 比較的短期間での効果が期待できる
薬物療法
第一選択薬:SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
薬剤名 | 特徴 | 主な効果 |
---|---|---|
セルトラリン | 副作用が少なく安全性が高い | 不安・抑うつ症状の改善 |
パロキセチン | PTSD適応承認薬 | 侵入症状・回避症状の軽減 |
フルボキサミン | 強迫症状にも効果 | 反復思考の改善 |
補助的薬物療法
- 睡眠薬: 重度の不眠症状に対して短期使用
- 抗不安薬: 急性不安発作時の頓服使用
- プラゾシン: PTSD関連悪夢の治療に効果的
統合的治療アプローチ
最新の治療では、個々の患者の状態に応じて複数の治療法を組み合わせます:
- 第1段階: 安全確保と症状安定化
- 第2段階: トラウマ記憶の処理と統合
- 第3段階: 社会復帰と人生の再構築
治療期間は個人差がありますが、適切な治療により3-6ヶ月で著明な改善が期待できます。重要なのは、PTSD治療の経験豊富な専門医のもとで治療を受けることです。
日常でできるセルフケア法
自分でできるPTSD症状の対処法はありますか?
専門治療と併用して、日常生活でできるセルフケア法をご紹介します。
基本的なセルフケア
生活リズムの安定化
- 規則正しい睡眠: 毎日同じ時間に就寝・起床
- 適度な運動: 週3回30分程度のウォーキングや軽いジョギング
- バランスの良い食事: 栄養バランスを考慮し、規則正しい食事時間
- カフェイン制限: 不安を悪化させるカフェインの摂取を控える
ストレス管理技法
- 4秒かけてゆっくり鼻から息を吸う
- 4秒間息を止める
- 8秒かけてゆっくり口から息を吐く
- これを5-10回繰り返す
- 肩や手に力を入れて5秒間緊張させる
- 一気に力を抜いてリラックス
- リラックス状態を10秒間維持
- 全身の筋肉群で順番に実施
マインドフルネス実践
- 現在に注意を向ける: 「今、ここ」の感覚に集中
- 瞑想: 1日10-15分程度の瞑想習慣
- ヨガ: 身体と心の両方に働きかける
- 自然との触れ合い: 散歩や園芸などの活動
症状別対処法
症状 | 対処法 |
---|---|
フラッシュバック | グラウンディング技法(5-4-3-2-1法:目に見えるもの5つ、聞こえるもの4つ、触れるもの3つ、匂うもの2つ、味わうもの1つを意識) |
不安・恐怖 | 深呼吸、リラクゼーション、安全な場所の確認 |
睡眠障害 | 就寝前のリラックスタイム、寝室環境の整備 |
集中困難 | 短時間での作業分割、優先順位の明確化 |
怒りの爆発 | 一時的な場所移動、クールダウン時間の確保 |
これらの対処法は、
PTSD症状が現れた際の応急処置的な方法として、多くの患者さんに効果が認められています。
特にグラウンディング技法は、
過去のトラウマ記憶から現在の安全な状況に意識を戻すための効果的な方法です。フラッシュバックが起こった際には、「今、ここ」の現実に注意を向けることで、恐怖感を和らげることができます。
です。症状が重篤化してからでは効果が限定的になる場合があるため、予防的な観点での実践が推奨されます。
また、
どの対処法が自分に最も効果的かは個人差があるため、複数の方法を試してみて、自分に合ったものを見つけることが大切です。
避けるべき行動
- アルコールや薬物の使用: 一時的に症状を忘れられても根本的解決にならず、依存リスクが高い
- 完全な回避: 全ての関連する場所や人を避け続けることは長期的に症状を悪化させる
- 一人で抱え込む: 孤立は症状悪化の要因となる
セルフケアは専門治療の補完であり、代替ではありません。症状が重い場合や改善が見られない場合は、必ず専門医にご相談ください。
周囲のサポート方法

PTSD患者をどのようにサポートできますか?
家族や友人ができるサポート方法をご紹介します。
基本的なサポート姿勢
理解と共感を示す
- 傾聴: 批判せずに話を聞く
- 共感: 「つらかったですね」「よく頑張っていますね」という言葉
- 忍耐: 回復には時間がかかることを理解
- 一貫性: 安定した関係性を維持
避けるべき言動
避けるべき言葉 | 理由 | 適切な代替表現 |
---|---|---|
「もう忘れなさい」 | 忘れることは不可能で無力感を増す | 「一緒に乗り越えましょう」 |
「気持ちの問題」 | 病気であることを否定 | 「医学的な治療が必要ですね」 |
「みんなも同じ体験をしている」 | 個人の苦痛を軽視 | 「あなたの気持ちは大切です」 |
「強くならないと」 | さらなるプレッシャーを与える | 「今のあなたで十分です」 |
これらの言葉は、
善意から発せられることが多いものの、PTSD患者さんにとっては逆効果となる可能性が高いため、特に注意が必要です。
「忘れなさい」という言葉は、
トラウマ記憶の特性を理解していない発言であり、患者さんをさらに孤立させる危険があります。PTSD の症状は意志の力でコントロールできるものではなく、専門的な治療を要する医学的状態であることを理解することが重要です。
ことができます。また、
患者さんの現在の状況を肯定的に受け止める姿勢を示すことで、安心感と信頼関係の構築につながります。
周囲の人々が適切な対応を心がけることで、
患者さんの回復過程が大きく促進されることが多くの研究で示されています。
具体的サポート方法
日常生活の支援
- 安全な環境作り: 落ち着ける空間の提供
- 生活リズムサポート: 一緒に散歩や食事を取る
- 医療機関受診の付き添い: 初回受診時の同行
- 情報収集: PTSD治療に関する正確な情報の提供
緊急時の対応
- 落ち着いた声で名前を呼ぶ
- 現在の安全な状況を伝える
- ゆっくりとした深呼吸を促す
- 必要に応じて医療機関に連絡
- 即座に専門医に連絡
- 一人にしない
- 危険物を遠ざける
- 緊急時は迷わず救急車を呼ぶ
支援者自身のケア
二次的トラウマの予防
- 適切な境界設定: 完全に問題を背負い込まない
- 専門家との連携: 一人で抱え込まずに専門医と相談
- 自己ケア: 支援者自身のメンタルヘルス維持
- サポートグループ: 同じ立場の人との情報交換
長期的視点の維持
回復は直線的ではなく、良い日と悪い日があることを理解することが重要です。焦らず、継続的なサポートを心がけ、小さな進歩も認めて励ますことが大切です。
専門医と連携しながら、患者さんが安心して治療に専念できる環境を整えることが、周囲ができる最も重要なサポートです。
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いつ専門医に相談すべきですか?
PTSDの症状が疑われる場合、早期の専門医相談が回復の鍵となります。
受診の目安
以下の状況では、迷わず専門医にご相談ください:
- 症状が1ヶ月以上持続: トラウマ体験後1ヶ月経っても症状が改善しない
- 日常生活への支障: 仕事、学校、人間関係に明らかな悪影響
- 自殺念慮: 死にたい気持ちや自傷行為の考えが浮かぶ
- アルコール・薬物使用の増加: 症状から逃れるための物質使用
- 身体症状の悪化: 頭痛、胃腸症状、睡眠障害の慢性化
これらの受診目安は、
PTSD症状の重篤化を防ぐための重要な指標です。特に注意すべきは、症状が自然に改善することを期待して受診を遅らせることです。
であることが多くの研究で実証されています。1ヶ月という期間は、急性ストレス反応からPTSDへの移行を判断する医学的基準であり、この時点での専門医評価が極めて重要です。
また、
自殺念慮や物質使用の増加は、PTSD症状の重篤化を示すサインであり、緊急性の高い状況として捉える必要があります。このような場合には、迷わず専門医療機関への受診、場合によっては救急外来での対応が必要です。
です。PTSDは精神症状だけでなく、頭痛、胃腸症状、睡眠障害などの身体症状も伴うことが多く、これらが慢性化する前の早期対応が回復の鍵となります。
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- 初回相談に不安を感じている
専門的な治療により、多くの方がPTSD症状の大幅な改善を実感されています。一人で悩まず、まずは気軽にオンライン相談から始めてみませんか。
FAQ
Q1. PTSDは完治しますか?
PTSDは適切な治療により十分回復可能な疾患です。早期治療開始により、70-80%の方が著明な症状改善を実感されています。完全に症状がなくなる方も多く、社会復帰も十分可能です。重要なのは、諦めずに継続的な治療を受けることです。
Q2. トラウマとPTSDの違いは何ですか?
トラウマは心的外傷体験そのものを指し、多くの場合数日~数週間で自然に回復します。一方、PTSDは1ヶ月以上症状が持続し、日常生活に支障をきたす病的な状態です。トラウマ体験をした全ての人がPTSDになるわけではありません。
Q3. 子どもでもPTSDになりますか?
はい、子どもも成人と同様にPTSDを発症します。ただし、子どもは症状を言葉で表現することが困難なため、行動の変化(退行、攻撃性、学習困難など)として現れることが多いです。早期発見と適切な治療により良好な予後が期待できます。
Q4. PTSDの治療期間はどのくらいですか?
個人差がありますが、一般的に3-6ヶ月程度で症状の改善が期待できます。認知行動療法では12-15回、EMDRでは8-12回程度のセッションが標準的です。症状の重さや個人の回復ペースにより期間は変動します。
Q5. 薬物療法だけでPTSDは治りますか?
薬物療法のみでも一定の効果はありますが、心理療法との組み合わせがより効果的とされています。薬物療法は症状の安定化を図り、心理療法を受けやすい状態を作る役割があります。根本的な治療には心理療法が重要です。
Q6. 家族がPTSDになった場合、どう接すればよいですか?
まず、PTSDが医学的な病気であることを理解し、患者さんを責めたり性急な回復を求めたりしないことが大切です。話を聞く姿勢を保ち、専門医受診を勧め、治療に協力的な環境を作ることが重要です。家族自身のメンタルヘルスケアも忘れずに行ってください。
参考文献
- 心的外傷後ストレス障害 - Wikipedia
- Post-traumatic stress disorder: MedlinePlus Medical Encyclopedia
- Posttraumatic Stress Disorder: Evaluation and Treatment - PubMed
- Psychological therapies for chronic post‐traumatic stress disorder (PTSD) in adults - Cochrane Library
- Pharmacotherapy for post traumatic stress disorder (PTSD) - Cochrane Library
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