
「手足口病の原因は?」幼児の手足口病の症状と原因、感染、予防、治療法まとめ
手足口病の原因と症状、感染、予防、潜伏期、治療法を徹底解説
ドクターナウ編集部
2024.06.27
手足口病とは?
手足口病は、手や足、口の中に水疱性発疹ができるウイルス疾患です。主に4歳以下の幼児に見られ、腸内ウイルスの一種であるコクサッキーウイルスA16またはエンテロウイルス71の感染によって発症します。このうちエンテロウイルス71は、髄膜炎や脳炎などの合併症を引き起こすことがあるため、特に注意が必要です。

手足口病の原因は何ですか?
手足口病は、患者や感染者の分泌物(唾液、痰、水疱の膿など)と接触したり、それらに汚染された物(タオル、おもちゃ、食器など)を介して感染します。
感染力が強いため、保育園や幼稚園などの集団生活の中で感染することが多いです。
感染後1週間は感染力が最も強く、潜伏期間は3〜7日程度です。

手足口病の症状は何ですか?
発熱や手足、口の中に水疱性発疹ができるのが代表的な症状です。
発疹は足よりも手に多く見られ、3〜7mmの水疱が手の甲、足の甲、手のひら、足の裏に主に現れます。お尻や股にも発疹が出ることがありますが、お尻にできた発疹はほとんどの場合、水疱を形成しません。水疱は1週間程度で改善します。
水痘と症状が似ていますが、水痘は全身に広がるのに対し、手足口病は特定の部位(手、足、口の中)に水疱ができる点が異なります。
また、手足口病は水痘とは異なり、一度かかっても免疫がつかないため、再発する可能性があります。

手足口病の治療法は?
ウイルス性疾患のため、特別な治療法はなく対症療法で治療します。
風邪とほぼ同様に治療されますが、発熱や痛みの緩和のために解熱鎮痛剤を服用したり、かゆみを和らげるために抗ヒスタミン剤を処方することがあります。症状は通常7〜10日で改善しますが、二次細菌感染が起こった場合は抗生物質を処方することもあります。
手足口病の予防法は?

手足口病には特別な予防接種や予防薬がないため、子どもはもちろん、子どもをケアする大人も手洗いなどの個人衛生管理が重要です。
- 流水と石鹸で30秒以上手を洗う
- おむつを替えるたびに手を洗う
- ティッシュや袖で口と鼻を覆って咳をする
- 手足口病が疑われる場合は登園・登校を控える
- 遊具やおもちゃなどを消毒して予防する
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