風邪から副鼻腔炎になった場合の症状を教えてください
2025.08.28
風邪をひいた後に鼻水の色が黄色くなったり、顔に痛みを感じたりして不安に思っている方は多いのではないでしょうか。このような症状は、風邪から副鼻腔炎(急性鼻副鼻腔炎)に進行した可能性があり、適切な対処が重要です。この記事では、風邪から副鼻腔炎に移行した際の特徴的な症状と見分けるポイントについて詳しく説明いたします。
風邪から副鼻腔炎への移行症状
風邪による鼻や副鼻腔の粘膜の腫れにより副鼻腔の出口が塞がれ、ウイルスや細菌が増殖して炎症を起こします。特に黄色や緑色の膿性鼻汁、顔面の痛み、発熱などが典型的な症状です。
副鼻腔炎の代表的な症状
鼻の症状
最も特徴的なのは
膿性鼻汁です。風邪の初期には透明や白っぽい鼻水が出ますが、副鼻腔炎になると黄色や緑色の粘り気のある鼻汁に変わります。また、鼻づまりが片側だけに強く現れることも多く、後鼻漏(鼻水が喉の奥に流れる)による咳や喉の違和感も生じます。
鼻の症状は副鼻腔炎の初期から現れる主要な症状で、風邪との区別に重要な指標となります。特に膿性の鼻汁は細菌感染を示唆する重要なサインです。
顔面の痛みと圧迫感
副鼻腔炎では
顔面の痛みが特徴的に現れます。額、頬骨、鼻の両側、眼の周囲に鈍痛や圧迫感を感じ、頭を下に向けたときや咀嚼時に痛みが悪化することがあります。上の奥歯に痛みを感じる場合もあり、これは上顎洞炎の典型的な症状です。
部位 | 症状の特徴 | 悪化要因 |
---|---|---|
前頭部 | 重い感じ、圧迫感 | 朝の起床時、前屈み |
頬骨周辺 | ズキズキした痛み | 咀嚼時、触れたとき |
鼻根部 | 鈍痛、腫れぼったさ | 鼻をかむとき |
眼周囲 | 圧迫感、違和感 | 眼球運動時 |
顔面の痛みは副鼻腔内の圧力上昇によるもので、炎症の程度や感染の範囲によって痛みの強さや部位が変わります。
全身症状
副鼻腔炎では
発熱や全身の倦怠感も現れます。通常37-38℃程度の微熱が多いですが、細菌感染が強い場合は38℃以上の発熱を伴うことがあります。また、疲労感や頭重感、集中力の低下なども生じやすくなります。
風邪の初期症状とは異なり、副鼻腔炎の全身症状は比較的軽度ですが持続的で、特に朝の起床時に症状が強く感じられることが特徴です。
風邪との見分けのポイント
症状の持続期間
また、一度改善した風邪症状が5日後に再び悪化する「二相性の経過」も副鼻腔炎の特徴的なパターンです。
- 初期段階(1-3日): 風邪様症状が主体
- 移行期(4-7日): 症状が一時的に軽快
- 悪化期(8-14日): 鼻汁の性状変化と顔面痛出現
この経過を辿る場合、風邪から副鼻腔炎への移行を強く疑います。
鼻汁の性状変化
風邪の鼻水は透明でサラサラしていますが、副鼻腔炎では
黄色や緑色の粘性鼻汁に変化します。この変化は細菌感染を示唆する重要な所見で、特に片側の鼻から濃い膿性鼻汁が出る場合は副鼻腔炎の可能性が高くなります。
症状の局在性
風邪は両側性の症状が多いですが、副鼻腔炎では
片側の鼻づまりや顔面痛が優位に現れることがあります。また、咀嚼時や頭位変換時に痛みが増強するのも副鼻腔炎に特徴的な症状です。
注意が必要な症状
即座に医療機関を受診すべき症状
以下の症状が現れた場合は、合併症の可能性があるため
直ちに医療機関を受診してください:
- 高熱(38.5℃以上)が3日以上持続
- 眼の周囲の腫れや視力障害
- 激しい頭痛や項部硬直
- 意識障害や混乱状態
- 呼吸困難や嚥下障害
これらの症状は副鼻腔炎から眼窩内感染、髄膜炎、脳膿瘍などの重篤な合併症に進行した可能性を示唆します。
慢性化の防止
副鼻腔炎が3ヶ月以上続くと
慢性副鼻腔炎になる恐れがあります。適切な治療を行わないと、鼻茸の形成や嗅覚障害、慢性的な鼻づまりなどの後遺症を残す可能性があります。早期の診断と適切な治療により、このような合併症は予防できます。
症状改善のためのセルフケア
鼻腔洗浄
は副鼻腔炎の症状緩和に有効です。1日2-3回、体温程度に温めた生理食塩水で鼻腔を洗浄することで、膿性鼻汁の排出を促進し、炎症を軽減できます。
市販の鼻うがい用品を使用するか、500mlの蒸留水に小さじ1/2の食塩を溶かした溶液を使用してください。
湿度管理と温熱療法
室内の湿度を50-60%に保ち、
蒸気吸入を行うことで鼻腔粘膜の乾燥を防ぎ、鼻汁の排出を促進できます。温かいタオルを顔に当てる温熱療法も痛みの軽減に効果的です。
生活習慣の調整
十分な睡眠と水分摂取、栄養バランスの良い食事により免疫力を維持することが重要です。また、喫煙や受動喫煙は症状を悪化させるため避けるべきです。
まとめ
風邪から副鼻腔炎に移行した場合、
黄色い膿性鼻汁、顔面痛、10日以上続く症状が特徴的です。これらの症状が現れた場合は、適切な医療機関での診断と治療が必要です。セルフケアで症状の軽減は期待できますが、重篤な合併症を避けるためにも早期の医療相談をお勧めします。
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