
【肌診断】あなたは何タイプの肌?
肌診断で自分の肌タイプを知り、適切なスキンケアを始めましょう。乾燥肌、脂性肌、敏感肌などの特徴や見分け方、セルフ診断方法について解説します。
ドクターナウ編集部
2025.07.17
肌の状態は人それぞれ異なり、適切なスキンケアを行うためには自分の肌タイプを知ることが重要です。この記事では、肌診断の重要性やセルフでできる肌質診断方法、肌質改善の基本アプローチについて詳しく解説します。自分の肌タイプを理解し、理想の肌を手に入れるための第一歩を踏み出しましょう。
はじめに:肌診断の重要性
「自分は乾燥肌っぽいけど、もしかしたら敏感肌かも…」「なんだかTゾーンだけテカリがすごいんだけどコレって脂性肌?」こんなふうに悩んでいる方は多いはず。実は、肌質は意外と複雑で、自己判断が難しいものです。肌診断を行うことで、自分の肌タイプを正確に把握し、最適なスキンケア製品や方法を選べます。これにより、肌トラブルを未然に防ぎ、健やかな肌を保つことが可能です。特に「肌タイプがわからない」と感じている方にとって、肌診断はスキンケアの基礎を築く重要なステップです。
肌質って何?:肌タイプの基礎知識

肌質は大きく以下の4つに分類されますが、実際には「敏感肌」や「インナードライ」など、さらに細かいタイプ分けも存在します。まずは代表的な4タイプをチェックしてみましょう。
- 乾燥肌
- 水分と油分が不足し、肌がつっぱる感じがする。
- かさつきやかゆみが生じやすく、メイク崩れも早い場合が。
- 粉をふいたり、季節の変わり目にトラブルが増えやすい。
- 脂性肌
- 皮脂の分泌が多く、顔がテカりやすい。
- 毛穴が目立ち、ニキビができやすい。
- 夕方にはさらにテカリが気になることも。
- 混合肌
- Tゾーン(額、鼻、顎)は脂性、頬は乾燥している。
- 部分的に違うアプローチが必要になるため、ケアがやや複雑。
- 季節や体調で乾燥寄り・脂性寄りに傾くことが多い。
- 普通肌
- 水分と油分のバランスが良く、トラブルが少ない。
- スキンケアの幅が広く、比較的ラクにお手入れ可能。
敏感肌と乾燥肌の違い
敏感肌と乾燥肌はよく混同されますが、実際には別物です。
- 敏感肌:外部刺激に対して反応しやすく、赤みやかゆみ、ヒリつきが生じます。アレルギー体質など遺伝的要因やバリア機能の低下が関係する場合が多いです。
- 乾燥肌:肌の水分不足が原因。かゆみや白い粉吹き、つっぱり感が特徴です。
敏感肌の人は乾燥しやすい傾向もあるため、見た目の症状が似ていることも少なくありません。
肌タイプ診断が必要な理由
本格的な肌診断に入る前に、なぜ肌タイプ診断が必要なのか説明します。
- 肌トラブルを防ぐ : 肌に合わないスキンケア製品を使うと、かえってトラブルの原因に…
- 適切なスキンケアアイテム選び : 自分の肌に合った製品を選ぶことで、効果が最大化します。
- コンプレックス解消・メイクの仕上がりUP : 正しい下地やファンデーションを選ぶと、メイクノリがぐんと良くなります。
セルフでできる肌質診断の方法

肌診断をセルフでする自信がない場合は、美容皮膚科や肌に特化した皮膚科なのでも診断してもらえます。
1. 朝起きたときの肌状態チェック
朝一番の肌を軽く触ってみる。
- つっぱる場合→乾燥肌寄り
- Tゾーンがテカる場合→脂性肌寄り
睡眠中はスキンケアの影響を受けにくい分、
肌本来の状態
が現れやすいのがポイント。
2. ティッシュやコットンを使った脂分の確認方法
洗顔後、化粧水などのケアを行わず、少し時間を置いた素肌状態でティッシュを顔に軽く押し当ててみましょう。
- Tゾーンだけ脂っぽい → 混合肌の可能性大
- 全体的に脂っぽい → 脂性肌
- ほとんど脂分がつかない → 乾燥肌
乾燥肌と脂性肌の見分け方はわかるけど、混合肌と脂性肌の違いが分からない!という意見もよく聞こえてきますが、脂性肌の場合はほっぺもしっかりオイリーに感じる場合が多いです。逆に混合肌は、Tゾーン以外はちょっと乾燥してる感じる場合があります。
3. ニキビができやすい肌の特徴と原因
脂性肌や混合肌
に多く見られますが、実は乾燥が原因の「インナードライ肌」もニキビができやすい肌タイプです。
ニキビの主な原因は過剰な皮脂分泌や毛穴詰まりです。しかし、睡眠不足やストレスも大敵なので注意が必要です!自分の肌タイプに合った肌荒れ対策をすることで、その効果は2倍、3倍にもなります。生活習慣や食事を気を付けつつ、自分の肌に合ったアプローチで肌質を改善しちゃいましょう!
肌質改善の基本アプローチ

乾燥肌・脂性肌それぞれのケア方法
- 乾燥肌 : 保湿力の高いクリームやセラムで水分補給を最優先。洗顔料も刺激の少ないものを選び、洗いすぎに注意しましょう。
- 脂性肌 : 余分な皮脂を取り除くさっぱりタイプのクレンジングや洗顔を使い、過剰な皮脂をコントロールすることが大事。ただし「取りすぎ」も禁物。必要な皮脂まで洗い落とすと肌が余計に皮脂を出すこともあるので気を付けましょう。
敏感肌はスキンケア製品の選別が大事です
低刺激性・無香料・アルコールフリー
の製品を選ぶようにして、新しいアイテムを使うときは、腕の内側や耳の裏などでパッチテストを行いましょう。肌に刺激が加わると簡単に肌荒れを起してしまうので、自分でできる予防は徹底することが大切です。
肌質は変わるの?
単刀直入に言うと、肌質は年齢、ホルモンバランス、環境、生活習慣などで変化します。
例えば、もともと脂性肌だった人が加齢で皮脂分泌が減少し、乾燥肌になることもありえるのです。なので、定期的な肌診断を行いその時の自分の肌に合ったケアを続けましょう。安定した肌の状態が続くことで肌はしっかり休息をとることができます。
肌タイプ別・具体的なケア方法

- スキンケアアイテムの選び方
- クレンジング : 乾燥肌にはクリームタイプ、脂性肌にはジェルタイプがおすすめ。
- 洗顔 : 乾燥しやすい方は保湿成分配合、脂性肌はさっぱり感重視。
- 保湿 : 肌タイプにあったテクスチャーの化粧水・乳液・クリームを選ぶことが重要。
- 美容内服薬・サプリメントの上手な活用方法
- コラーゲンやビタミンCを含むサプリメントは肌再生や美白などに期待できます。
- ビタミンB群は皮脂分泌コントロールにも関わり、ニキビ対策にも◎。
- 服用前には必ず用法・用量を確認することで最大の効果を発揮できます。
- 肌質に合わせたライフスタイルの改善
- 食生活 : ビタミンやミネラル、タンパク質をバランスよく摂取して肌に栄養を与えましょう。
- 睡眠 : お肌のゴールデンタイム(22時~2時)は成長ホルモンが分泌されるので、早寝を心がけましょう。
- ストレス管理 : ストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂分泌やバリア機能の低下を招きます。趣味や運動で上手に解消しましょう。
どのぐらい肌荒れがひどいと専門家に相談すべきなの?

- 何をやっても肌トラブルが改善しないとき。
- 数週間以上、かゆみや赤み、痛みが続く場合。
- 短期間で肌が急激に変化し、日常生活にも支障が出るとき。
- 上記以外でも、何か気になることがあれば気軽に専門家に相談しましょう。早めのケアが早めの改善につながります。
- どのような情報を伝えればよいか
- 症状の経過(いつから、どんなタイミングで悪化するか)。
- 使用中のスキンケア製品と成分。
- 食生活や睡眠時間、ストレス状況などのライフスタイルについて。
さいごに
肌診断を習慣化し、自分の肌タイプに合ったケアを行うことで、肌トラブルを回避し、理想の肌を手に入れることができます。間違ったケアを続けていたことが原因で長い間悩んでいたトラブルが、実は簡単な改善策で解消するケースも多いのです。ぜひこの記事を参考に、まずは今日から「今の自分の肌を知る」ことから始めてみてください!
参考資料
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