
脱乾燥肌!化粧しても数時間後にぽろぽろ崩れる原因と解決法
乾燥肌や脂性肌の見分け方、化粧崩れの原因、そして解決法を徹底解説。肌トラブルを防ぎ、潤いのある美肌を手に入れる方法をご紹介します。
ドクターナウ編集部
2025.07.17
化粧をしても数時間後に崩れてしまう経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?特に乾燥肌の方にとって、化粧崩れは日常的な悩みの一つです。今回は、乾燥肌が引き起こす化粧崩れの原因とその解決法について詳しく解説します。さらに、
乾燥肌と脂性肌の見分け方や敏感肌との違い
についてや、正しいスキンケア方法をご紹介します。メイク崩れを防ぎつつ、うるおいのある美肌を目指しましょう!
化粧崩れの仕組みと乾燥肌の関係

化粧崩れは、皮脂の過剰分泌や乾燥による肌のバリア機能の低下が主な原因です。乾燥肌の場合、肌の水分が不足し、
化粧品が肌に密着しにくくなる
ため、時間が経つと化粧が剥がれやすくなります。特に、ベースメイクの段階で十分に保湿されていないと、ファンデーションが時間とともに粉っぽくなり、ポロポロと剥がれ落ちてしまうことも。
- 抑えておきたいポイント!
肌のバリア機能とは、外部刺激から肌を守り、水分蒸発を防ぐ役割を持っています。肌が乾燥していると、このバリアが弱まり、肌トラブルが起きやすくなるのです。
皮脂崩れと乾燥崩れの見分け方
自分の化粧崩れがどのタイプか実はわかっていない方も多いと思います。自分の崩れ方の特徴を再度確認してみて、乾燥肌かチェックしてみましょう!
- 皮脂崩れ: 過剰な皮脂が化粧を浮かせてしまい、ファンデーションがテカりやすくなる・崩れる状態です。主に脂性肌の方に多く見られます。
- 乾燥崩れ: 肌の水分不足が原因で、化粧が粉っぽくなったり剥がれたりする状態です。乾燥肌の方に多いパターンです。
「皮脂崩れ」と「乾燥崩れ」では、対策も大きく異なります。皮脂崩れには、皮脂をコントロールする化粧下地やファンデーションを使いましょう。一方、乾燥崩れを防ぐには、保湿成分が豊富なコスメを選ぶことが重要です。
乾燥肌と脂性肌の見分け方

化粧の崩れ方だけでは見分けがつかないという方のために、乾燥肌と脂性肌の特徴をまとめました。乾燥肌と脂性肌を間違ったケアでお手入れしてしまうと、逆にトラブルを悪化させる場合があります。以下のポイントで乾燥肌を見分けましょう!
- 乾燥肌(洗顔後に肌がつっぱる・粉を吹いたようになる)
- 洗顔後にすぐにツッパリ感がある。
- ファンデーションが乗りにくく、時間とともに粉っぽくなる。
- 肌表面がカサカサして、かゆみを伴うことがある。
- 脂性肌(洗顔後でもテカリやすい・毛穴が目立つ)
- 洗顔後、すぐに皮脂でテカってくる。
- 毛穴の黒ずみや開きが気になる。
- 夕方にはメイクが崩れやすい。
敏感肌と乾燥肌の違い
敏感肌と乾燥肌を混同してしまうことが良くありますが、敏感肌と乾燥肌は似ているようで異なる特徴があります。
- 敏感肌: 外部刺激に過敏に反応しやすく、すぐに赤みやかゆみが出る肌質。
- 乾燥肌: 肌の水分不足が原因で、肌がカサつきやすい状態。
ポイント:
敏感肌の方は、とにかく刺激の少ないスキンケアが最優先。乾燥肌の方は、保湿力を重視したアイテム選びが大切です。
ここまで、乾燥肌・脂性肌・敏感肌の違いと特徴を詳しく説明しました。自分が乾燥肌なのか、脂性肌なのか、加えて敏感肌なのか、自分の肌のことを理解するきっかけになれたら幸いです。
ここからは具体的に乾燥肌の予防や対策について説明していきます。
肌がつっぱる原因と局部的な乾燥症状

「肌がつっぱる」とは、肌の水分が不足し、弾力が失われた状態を指します。これが進行すると、メイクのノリが悪くなるだけでなく、肌の表面が脆くなって
刺激を受けやすい状態
に。
- 鼻の横やTゾーンの乾燥症状鼻の横やTゾーンは、皮脂分泌量が多い部分と思われがちですが、洗顔やクレンジングの仕方によっては水分が奪われて乾燥しやすくなります。さらに、マスク生活や季節の変わり目も影響して、鼻の横の乾燥など部分的な症状が強くなるケースがあります。
乾燥肌を引き起こすライフスタイルの要因
乾燥肌の原因には、食事、睡眠、ストレスといったライフスタイルが大きく関係しています。ライフスタイルを見直し健康的な生活を心がけましょう!
- 食事: ビタミンやミネラルが不足すると肌のバリア機能が低下しやすい。特にビタミンA・C・Eやオメガ3脂肪酸などは保湿力や肌の修復力を高めると言われています。
- 睡眠: 睡眠不足は、肌のターンオーバー(再生周期)を乱し、乾燥を進行させます。最低でも6〜7時間の睡眠を確保しましょう。
- ストレス: ストレスがかかると、自律神経のバランスが崩れ、肌の水分保持力が低下。イライラや疲れを感じたら、少し休息や趣味の時間を取り入れてみてください。
- 湿度管理: 部屋の湿度は肌の乾燥に大きく影響します。50〜60%程度の湿度をキープすると、冬場でも肌の水分を保ちやすくなります。
スキンケアで脱・乾燥肌を目指そう

乾燥肌対策には、正しいスキンケアが欠かせません。何をどのタイミングで使うかが特に大切です。
- 洗顔・保湿のコツ
- 洗顔時は熱いお湯を使わず、ぬるま湯(32〜34℃前後)で洗うのがベスト。
- ゴシゴシこすらず、泡を転がすようにやさしく洗う。
- 洗顔後はなるべく早く化粧水を塗り、乳液・クリームでフタをする。
- 化粧水や乳液は、ハンドプレスでじっくり浸透させると◎。
- メイク前の下地づくりとファンデーション選び
- 保湿効果の高い化粧下地を使うと、乾燥による崩れを防ぎやすくなります。
- 乾燥肌向けには、リキッドやクリームタイプのファンデーションがオススメ。
- 乾燥が気になる部分には、美容液やバームを仕込んでからファンデーションを重ねると、よりしっとり感がアップします。
- 内側からサポート!美容内服薬の活用
- ビタミンCやコラーゲンを含む内服薬(シナール等)は肌の水分保持力を高め、コラーゲン生成をサポートしてくれます。継続して飲むことで徐々に効果を感じやすくなるでしょう。
- ビタミンE(ユベラ等)は抗酸化作用が高く、肌の老化を防ぐのに役立ちます。
“+αケア”を取り入れてもっと素敵な肌に近づこう!
- フェイスマスクを定期的に取り入れる
- 週に1〜2回、保湿力の高いフェイスマスクで集中ケアをすると、普段の化粧水だけでは補いきれない水分をチャージできます。
- ホットタオルを使ったプチスパ体験
- クレンジング前や洗顔前にホットタオルを顔に当てると、毛穴が開き、汚れが落ちやすくなるだけでなく、肌がふっくら柔らかくなります。
- 乾燥しがちな職場や部屋で加湿器を活用する
- パソコンが多いオフィスや暖房ガンガンの部屋はとくに乾燥しがち。小さめの卓上加湿器を置くだけでも肌の状態が変わってきます。
- 飲み物にこだわる
- コーヒーやアルコール類は利尿作用があるため、飲みすぎると脱水につながりやすいです。ハーブティーや白湯などで水分補給しつつ体を温めると、内側からもうるおいをキープしやすくなります。
うるおい肌を手に入れるために
乾燥肌対策は、日々のスキンケアとライフスタイルの見直しから始まります。今日からできる簡単なケアを取り入れ、うるおいのある健康的な肌を目指しましょう。朝晩の保湿ケアや食事、睡眠、ストレス管理を意識しながら、
内外からアプローチ
するのがポイントです。毎日のケアが未来の肌をつくります。ぜひ、あなたの肌に合った方法を見つけて、メイク崩れのない美肌を手に入れてください!
参考資料
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- コンテンツの内容は、ドクターナウ内の医師および看護師の医学的知識を参考にしています。