秋の花粉症(ブタクサ・ヨモギ)の症状の特徴は?
2025.12.05
"風邪だと思っていたけれど、目も痒いし長引いている..."
秋の訪れとともに、このような不調を感じていませんか? 実はそれ、風邪ではなく
"秋の花粉症"かもしれません。 春のスギやヒノキだけでなく、秋にもブタクサやヨモギなどの雑草による花粉症が存在します。
この記事では、秋の花粉症の主な原因であるブタクサ・ヨモギの特徴と、春の花粉症との違い、そして注意すべき合併症について解説します。
【結論】秋の花粉症は"咳"や"喉の症状"が出やすいのが特徴
秋の花粉症(ブタクサ・ヨモギなど)の症状は、基本的に春の花粉症と同様、
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが中心です。 しかし、秋の花粉は粒子が小さいため、気管支まで入り込みやすく、
咳や喉のイガイガ感、喘息のような症状が出やすいという特徴があります。
原因となる植物は、道端や河川敷など身近な場所に生息しているため、生活圏内で花粉を浴びやすい点にも注意が必要です。
春の花粉症(スギ・ヒノキ)との違い
秋の花粉症の原因となる植物は、主にキク科の
ブタクサや
ヨモギ、アサ科の
カナムグラなどの雑草です。 これらは春のスギやヒノキとは異なる特徴を持っています。
1. 花粉の飛散距離が短い
スギやヒノキの花粉は風に乗って数十キロメートル以上も飛散しますが、ブタクサやヨモギなどの草花の花粉は、背丈が低いため
数メートルから数十メートル程度しか飛びません。 そのため、原因となる植物に近づかないことで、ある程度症状を防ぐことが可能です。
2. 生活圏内に多い
これらの植物は、公園、河川敷、空き地、道端など、私たちの生活圏内の至る所に生息しています。 通勤や通学、散歩のコースなど、身近な場所に原因が潜んでいることが多いため、知らず知らずのうちに花粉を吸い込んでしまうリスクがあります。
3. 粒子が小さい
ブタクサなどの花粉は、スギ花粉に比べて粒子が小さい傾向があります。 そのため、鼻毛や鼻の粘膜でブロックされきれずに気管支や肺の奥まで到達しやすく、
咳や
息苦しさといった気管支喘息の症状を引き起こしたり、悪化させたりすることがあります(花粉喘息)。
注意!果物を食べると口が痒くなる"口腔アレルギー症候群"
秋の花粉症を持っている人は、特定の果物や野菜を食べた時に口の中が痒くなったり、腫れたりする
"口腔アレルギー症候群(OAS)"を併発しやすいことが知られています。 これは、花粉のアレルゲン構造と、果物や野菜に含まれるタンパク質の構造が似ているために起こる交差反応です。
花粉と関連する主な食べ物
| 花粉の種類 | 関連する可能性のある食べ物 |
|---|---|
| ブタクサ | メロン、スイカ、キュウリ、ズッキーニ、バナナ |
| ヨモギ | メロン、スイカ、リンゴ、ニンジン、セロリ、マンゴー |
ブタクサ花粉症の方はウリ科の植物(メロンやスイカなど)やバナナに、ヨモギ花粉症の方はウリ科に加えてセリ科(ニンジン、セロリ)などに反応しやすい傾向があります。 もし、これらの食べ物を食べて口に違和感を感じた場合は、食べるのを控えて医師に相談してください。 加熱することで症状が出なくなることもありますが、アナフィラキシーショックなどの重篤な反応を起こす可能性もゼロではないため、自己判断は禁物です。
秋の花粉症の対策ポイント
秋の花粉症を予防・軽減するためには、以下の対策が有効です。
- 原因植物に近づかない: ブタクサやヨモギが生えている草むらや河川敷にはむやみに近づかないようにしましょう。
- 除草する: 自宅の庭や周囲に雑草が生えている場合は、花粉が飛ぶ前(蕾の時期)に除草するのが効果的です。
- マスク・メガネの着用: 外出時はマスクやメガネで花粉の侵入を防ぎましょう。
- 帰宅時のケア: 家に入る前に服や髪についた花粉を払い落とし、うがい・洗顔・手洗いを行いましょう。
- 洗濯物の部屋干し: 花粉の飛散が多い日は、洗濯物を部屋干しにするか、取り込む際によく払うようにしましょう。
特に重要なのは"近づかないこと"です。春の花粉と違って飛散距離が短いため、物理的に距離をとることが最大の防御になります。 ジョギングや散歩のルートに雑草が多い場合は、コースを変更するだけでも症状が緩和される可能性があります。
秋の花粉症かな?と思ったら
"毎年秋になると調子が悪くなる"
そのような場合は、秋の花粉症の可能性があります。 症状を放置すると、集中力の低下や睡眠不足につながるだけでなく、喘息を悪化させるリスクもあります。 早めに医療機関を受診し、アレルギー検査を受けて原因を特定することをおすすめします。
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